バッテリーの重要な役割について

クルマはモデルチェンジのたびに高性能化しています。
バッテリーは、エンジン始動や電装品に電気を送るだけでなく、燃費性能の改善と安全・運転支援システムにも大きな役割をはたしています。
燃費向上技術といえば、代表例が、アイドリングストップ。

アイドリングストップは、渋滞や信号待ちなどで、エンジンを止めて燃費を高め、排ガスを抑制する技術です。
エンジン停止中は、バッテリーを充電するオルタネーターの作動を止める一方、アイドリングストップ中のエアコン送風やナビ表示、オーディオ、ヘッドランプなどの電力はバッテリーから供給されています。
バッテリーには大きな負荷がかかるため、バッテリーから持ち出した電力が一定量を超えると、自動的にエンジンが再始動します。エンジンを止めるかどうかは車載コンピュータがバッテリーの状態で判断するため、充電状態によっては、信号待ちで停止してもアイドリングストップせず、充電を続ける場合があります。
アイドリングストップしないケースが増えたと感じたら、バッテリーを点検する目安です。